鉄より軽くて強いと言われる高剛性カーボンファイバーで編んだ織物に、熱硬化性樹脂を含浸させて加熱硬化させた素材がCFRP。スポーツ・レジャーから航空・宇宙産業等で使われ、軽量化・燃費向上に寄与しています。この材質をロール芯に使うことで、軽量でタワミ量の少ない、かつ、ロール精度は従来の金属ロールと比較して同等以上の真円度、円筒度に優れた超軽量CFRP(カーボン)ロールとなります。
CFRP(カーボン)ロールは、印刷分野、フィルム分野、紙分野、液晶分野など幅広い分野で用いられていますが、近年、各製造装置の大型化(幅広化)、高速化が進むにつれて、益々CFRP(カーボン)ロールの需要が伸びています。
特長 |
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用途 |
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表面加工 |
CFRP(カーボン)ロールの表面はざらついており、そのままフィルムなどを搬送すると傷をつけてしまいます。その為、CFRP(カーボン)ロールの表面を平滑にするため使用用途によりにゴムライニング加工や表面処理(Hcr・セラミック・タイガーコート等)を施す必要があります。 しかしCFRP(カーボン)材に金属めっきを施工することは、通常困難とされています。その代わりの素材として弊社独自技術により、CFRP(カーボン)のロール表面に【A-シェル施工・F-シェル施工】することで搬送物に傷をつける心配がなくなります。 また【A-シェル】は耐摩耗性・耐食性に優れており、【F-シェル】は耐摩耗性・耐薬品性・耐熱性に優れているため、CFRP(カーボン)ロール自体の寿命延長にも貢献します。 【CFRP芯への表面加工 一例】
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